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実家の片付けを始めようと思ったとき、まず気になるのが費用ではないでしょうか。
「自分で片付ければ安く済む?」
「不用品回収業者に頼むと、いくらかかる?」
「家具や家電がたくさん残っている場合はどうすればいい?」
50代になると、親の高齢化や施設への入居、相続などをきっかけに、実家の片付けを考える機会が増えてきます。
しかし、長年暮らしてきた家には、家具や衣類、食器、家電、思い出の品などがたくさん残っているものです。
すべてを自分たちだけで片付けるのは、時間も体力も必要です。
この記事では、実家の片付けにかかる費用を、自分で行う場合と業者に依頼する場合に分けて比較します。
費用を安く抑える方法や、業者選びで失敗しないためのポイントも紹介するので、実家の家仕舞いを考えている方は参考にしてください。
実家の片付け費用はいくら?まずは相場をチェック
実家の片付け費用は、片付ける範囲や荷物の量によって大きく変わります。
一部屋だけなら比較的少ない費用で済みますが、一軒家を丸ごと片付ける場合は、数十万円かかることもあります。
まずは、自分で片付ける場合と業者に依頼する場合の違いを見てみましょう。
自分で片付ける場合の費用
自分で片付ける場合は、主にごみ処分費、粗大ごみの手数料、掃除用品や梱包用品などの費用がかかります。
| 費用の項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| ごみ袋・手袋・マスク | 1,000〜5,000円 |
| 段ボール・ガムテープ | 1,000〜5,000円 |
| 自治体の粗大ごみ処分費 | 数百〜数千円以上 |
| レンタカー・運搬費 | 数千〜数万円 |
| 清掃用品・消耗品 | 1,000〜5,000円 |
※金額は予算を立てるための概算です。自治体の料金や処分する量によって異なります。
すでに持っている道具を使い、自治体のごみ収集を中心に利用すれば、費用を抑えられる可能性があります。
ただし、大型家具や大量の不用品がある場合は、運搬費や処分費が高くなることもあります。
また、何度も実家に通うための交通費や、作業にかかる時間も考えておきましょう。
業者に依頼する場合の費用
不用品回収業者や遺品整理業者などに依頼すると、分別や搬出を任せられるため、作業の負担を減らせます。
間取り別の費用目安は、次のとおりです。
| 実家の間取り | 費用の目安 |
|---|---|
| 1R・1K | 3万〜12万円 |
| 1LDK・2DK | 7万〜20万円 |
| 2LDK・3DK | 12万〜35万円 |
| 3LDK・4DK | 17万〜50万円 |
| 4LDK以上の一軒家 | 22万〜70万円以上 |
※2026年に公開されている業者料金などを参考にした概算です。全国一律の料金ではなく、実際の金額は荷物の量、地域、作業人数、搬出条件などによって変わります。
長年暮らした実家では、押し入れや納戸、物置、庭などにも荷物が残っていることがあります。
そのため、同じ間取りでも費用に大きな差が出る場合があります。
特に、家財が多い場合や、搬出しにくい大型家具がある場合は、現地見積もりを依頼して確認することが大切です。
自分で片付ける場合と業者依頼の違いを比較
どちらがよいかは、費用だけでなく、作業できる時間や体力、実家までの距離によっても変わります。
| 比較項目 | 自分で片付ける | 業者に依頼する |
|---|---|---|
| 費用 | 抑えやすい | 高くなりやすい |
| 作業時間 | 数日〜数か月以上 | 半日〜数日程度が目安 |
| 体力的な負担 | 大きい | 比較的小さい |
| 分別・搬出 | 自分たちで行う | 契約範囲内で任せられる |
| 大型家具の処分 | 手間がかかる | 対応可能な業者が多い |
| 貴重品の確認 | 自分で確認しやすい | 事前の指示が重要 |
| 向いているケース | 荷物が少なく時間がある | 荷物が多く早く終わらせたい |
業者に依頼した場合でも、すべての作業を任せる必要はありません。
例えば、書類や写真、貴重品は自分たちで確認し、大型家具や大量の不用品の搬出だけを業者に依頼する方法もあります。
自分でできることと、プロに任せたいことを分けるのが、費用を抑えるポイントです。
実家の片付け費用を安く抑える5つの方法
できるだけ費用を抑えたい場合は、業者に依頼する前の準備が大切です。
1.明らかなごみや小物は自分で処分する
まずは、空き箱、古新聞、不要な衣類、使い切った日用品など、処分する判断がしやすいものから整理しましょう。
自治体のごみ収集を利用すれば、業者にまとめて処分してもらうより安く済む場合があります。
ただし、一度に大量のごみを出せない自治体もあるため、収集ルールを確認して計画的に進めましょう。
2.売れそうなものは買取査定を受ける
まだ使える家具や家電、ブランド品、貴金属、骨董品などは、買取対象になる可能性があります。
ただし、すべての品物が売れるわけではありません。
特に大型家具や古い家電は、状態や年式、需要によって買取を断られる場合があります。
リサイクルショップへの持ち込みが難しい場合は、出張買取に対応している業者も検討してみましょう。
なお、買取金額を片付け費用から差し引けるかどうかも、事前に確認しておくと安心です。
破れていてもOK!どんな洋服でも1袋1000円で出張買取【七福(しちふく)】3.複数の業者から見積もりを取る
業者によって、作業料金や処分費、清掃費などの設定が異なります。
できれば2〜3社から見積もりを取り、料金とサービス内容を比較しましょう。
確認したいポイントは次のとおりです。
- 分別・梱包・搬出が料金に含まれているか
- 家電や大型家具の処分費は別料金か
- 階段作業や遠方への出張費がかかるか
- 買取サービスがあるか
- 作業後に追加料金が発生する条件は何か
見積もり金額の安さだけでなく、どこまで作業してくれるのかを確認することが大切です。
4.片付ける範囲を決める
実家全体を一度に片付けようとすると、費用も作業量も大きくなります。
まずは、生活に必要な場所や、売却・退去などで期限が決まっている場所から始める方法もあります。
例えば、次のように分けて考えてみましょう。
- 自分で整理する:書類、写真、衣類、小物
- 買取を検討する:ブランド品、貴金属、状態のよい家具など
- 業者に任せる:大型家具、大量の不用品、重い荷物
依頼する作業量が減れば、見積もり金額を抑えられる可能性があります。
5.家族で役割と費用負担を話し合う
実家の片付けは、一人で抱え込まないことも重要です。
兄弟姉妹がいる場合は、誰が何を担当するのか、業者費用を誰が支払うのかを、作業前に話し合っておきましょう。
費用を分担する場合も、相続財産から支払えると決めつけず、所有者や相続の状況を確認することが大切です。
実家の片付けで業者に依頼した方がよいケース
費用を抑えるために自分で片付けたいと思っていても、状況によっては業者に依頼した方が現実的です。
大型家具や家電がたくさんある
タンス、食器棚、ベッド、冷蔵庫などは、自分たちだけで搬出するのが難しいことがあります。
無理に運ぶと、けがや住宅の破損につながるおそれもあります。
重い家具が多い場合は、搬出作業を業者に任せることも検討しましょう。
実家が遠方にある
実家が遠方にあると、片付けのたびに交通費や宿泊費がかかる場合があります。
何度も通うより、一度に作業を進められる業者を利用した方が、時間や費用の負担を減らせることもあります。
遠方から依頼する場合は、写真や動画で見積もりの相談ができるか、作業当日の立ち会いが必要かも確認しましょう。
退去や売却までの期限が迫っている
賃貸住宅の退去や実家の売却など、片付けを終えなければならない期限がある場合は、計画的に進める必要があります。
自分たちでの作業が間に合わない場合は、必要な範囲だけでも業者に依頼する方法があります。
荷物が多すぎて手をつけられない
長年暮らした家には、本人も忘れていた荷物が残っていることがあります。
どこから手をつければよいかわからない場合は、まず業者に現地を確認してもらい、作業内容と見積もりを相談するのも一つの方法です。
実家の片付け業者を選ぶときの注意点
業者選びでは、料金だけでなく、処分方法や契約内容も確認しましょう。
見積もりの内訳が明確か
「一式」とだけ書かれた見積もりでは、何が料金に含まれているのかわかりにくい場合があります。
作業費、運搬費、処分費、オプション費用などの内訳を確認し、追加料金が発生する条件も書面で残しておきましょう。
不用品の処分方法が適切か
家庭から出る一般廃棄物の収集・運搬には、原則として市区町村の許可など、法令上の要件があります。
不用品回収業者に依頼するときは、家庭ごみを適法に処分できる体制があるか、自治体の案内も参考に確認してください。
また、買取を依頼する場合は、買取事業者としての必要な許可なども確認しましょう。
貴重品や重要書類の扱いを確認する
実家には、現金、通帳、印鑑、保険証券、不動産関係の書類、写真などが残っている可能性があります。
片付けを始める前に、残しておきたいものを家族で確認し、業者にも明確に伝えておきましょう。
重要書類や思い出の品を、確認せずに処分しないことが大切です。
実家の片付けでよくある質問
Q.実家を丸ごと片付けると100万円かかりますか?
一般的な家財整理だけなら、数十万円程度が一つの目安です。
ただし、荷物が非常に多い場合や、特殊清掃、建物の解体なども必要な場合は、100万円以上になることもあります。
片付け費用と、解体・リフォーム・売却などの費用は分けて見積もりを取りましょう。
Q.リサイクルショップに持ち込めば費用を抑えられますか?
買取対象になる品物があれば、費用を抑えられる可能性があります。
ただし、古い家具や使用感の強い品物などは、買取が難しいこともあります。
すべてを売却できると考えず、自治体のごみ収集や適切な処分方法も組み合わせましょう。
Q.親が元気なうちに片付けてもよいですか?
もちろん、親本人の意思を確認しながら進めることは、将来の負担を減らすうえで役立ちます。
ただし、長年使ってきた品物には思い入れがあるものです。
家族の判断だけで処分せず、残したいものや処分してよいものを本人と一緒に確認しましょう。
Q.片付け費用は誰が支払うのでしょうか?
親が存命であれば、本人の希望や資金状況を踏まえて家族で相談するのが基本です。
相続後の場合は、遺産の状況や相続人間の合意などによって扱いが異なります。
誰が負担するのかを事前に話し合い、領収書や見積書を保管しておくと、後々のトラブルを防ぎやすくなります。
まとめ|実家の片付けは費用と負担のバランスで考えよう
実家の片付け費用は、自分で行う場合と業者に依頼する場合で大きく変わります。
- 費用を優先したい場合: 自分でできる分別や処分を進める
- 時間を優先したい場合: 業者にまとめて依頼する
- 費用と負担の両方を抑えたい場合: 自分でできる作業と業者に任せる作業を分ける
50代からの実家の家仕舞いは、仕事や自分の暮らしと並行して進めることも多く、思っている以上に時間と体力が必要です。
最初からすべてを片付けようとせず、まずは残すもの・手放すもの・買取を検討するものに分けるところから始めてみましょう。
そして、荷物が多い場合は複数の業者から見積もりを取り、無理なく進められる方法を選ぶことが大切です。
大切な思い出を整理しながら、これからの暮らしに向けて少しずつ実家の家仕舞いを進めていきましょう。


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